1日に飲む水の量はどのくらい?

体内の水分が多い男性は、こうした肌のトラブルが比較的表れにくいのですが、反対に水分が少ない女性はすぐ表面化してしまうのです。そして皮膚以上に多くの水分を必要とするのが“筋肉”です。筋肉は、その80パーセント近くが水でできており、人間の体内で最も多く水分を含んでいる組織。

ですから筋肉が発達している人ほど体内の水分量が多く、みずみずしい肉体をしていることになります。そういう意味でも、筋肉組織の多い男性の体は、女性よりも水分を多く抱えていることになるわけです。よく、ぽちやぽちゃと太っている人を“水太り”といいますが、実際は反対です。

脂肪が多く筋肉が少ない人ほど、体内の水分が足りないのです。普通の人の体内の水分量が60パーセントとすると、肥満体形の人は50パーセント以下しか水分がなく、反対に筋肉質の人は70パーセント近くも水分が含まれている場合があるそうです。肥満の人がよく水を飮むのは、常に体内の水分が不足しているから。また、筋肉質はプールで沈むのに、肥満の人は浮いてしまうというのも、水分を多く含む筋肉組織が水より重いからです。

それでは、人間は1日にどのくらいの量の水を摂取しなければならないのでしょうか。まず、1日に体外に排出される水の量は2?3リットルほどです。その内訳は尿として1~2リットル、汗や呼吸、そして自分では気づかない皮膚からの”不感蒸泄”として1リットル前後、あとは便の中に含まれる水分がO.1リットルくらい。もちろん夏の暑い日や、スポーツで体を動かした時などは大量の汗が出ますから、5リットル以上にも達することがあります。

ですから、健康な生活を維持するためにはそれと同量の水分補給が必要となります。しかし、夏場にビールを何リットルも飲む人はいますが、毎日毎日2?3リットルもの飲料水を飲む人はまずいません。人間が水分補給するのは、飲料水からだけではありません。水分は食べ物にも含まれています。

。もちろん、スポーツなどで汗を流した時は流した汗の分だけ水を補給する必要があります。ほんの10年ほど前までは「スポーツ中に水を飲むと疲れる」といった間違った常識がまかり通っていましたが、スポーツ医学が進歩した現在では、その危険性が指摘され、オリンピックなどの公式試合においても、試合中の水分補給が認められるようになってきました。特にテニスやマラソンなど数時間も連続して運動を行なう競技の場合、水分補給はより重要といわれています。